※この記事の内容は 最新の情報に更新しています(2020年11月15日現在)。
初めてキャディバッグを買う時に困るのが、8.5型とか、47インチ対応などなんの単位なのかよくわからないこと。
また、キャディバッグのゴルフクラブ取り出し口(口枠)がいくつかに分割されてますが、4分割や5分割、多いものには15分割など、種類も多様でどれを買っていいのか迷います。
❶Titleist 4UP TB6SX2(3分割) | ❸Titleist CB810(5分割) |
❷Titleist CBS76(4分割) | ❹Titleist TB7SF9(6分割) |
それぞれのキャディバッグ用語(型、分割、セパレーター、インチ対応 等)を解説していきながら、最後におすすめのキャディバッグをご紹介します。
8.5型とか、9型とは?| 8.5 inch, 9 inch
8.5型とか、9型って何の単位?
8.5型とは ずばり 8.5インチ(21.6センチ)のことで、ゴルフクラブを入れるキャディバッグの口径サイズのことです。
何型のキャディバッグかを定めるサイズの計り方は 口径の長い方を基準にします。
8.5型は 長い方の径が 8.5インチ(21.6センチ)ということ。一般的に女性向けキャディバッグの多くは 口径が 8型、8.5型。8~8.5型でもフルセットのクラブが14本入ります。
9.5型、10型など、口径(径)が大きくて、分割数が少ないほどひとつひとつの口枠が大きく取れるので、14本のクラブの出し入れはラクですね。例えば 10型で4分割とか。
分割とは?| Way Top Cuff
キャディバッグの主たる機能は、ドライバーなどのウッド系やアイアン系など14本のクラブをそれぞれ番手別に整理して収納できるように、口枠を分割した構造になっています。
ゴルフでモタモタプレーは あまり歓迎されません。迅速にプレーするためにも クラブをキャディバッグの中で整理された状態にしておくことが肝心です。そのほうが使いやすいですし。
例えば4分割のキャディバッグなら”Z”を描く順で、①ウッド系 ②ロングアイアン&UT ③ショートアイアン ④ウェッジ系、に分類してクラブを収納します。
キャディバッグの口枠は3分割から15分割まである
製造されてるキャディバッグの口枠は 4分割、5分割、6分割が最も多く、分割レイアウトや形もブランドによってさまざまありなかにはユニークなものがあります。
ちなみに、8から13分割のキャディバッグ、といったものは ほとんどありません。
7分割の次は 一気に飛び越えて 14分割や15分割となります。
えっ?入れられるクラブって14本までじゃなかったっけ?
と思いますよね。
15分割されたキャディバッグの15個目のスロットル(口)は パター専用なんです。そのため15分割目は大きな口になってます。
それなら14分割のうちひとつを大きな口でパター専用に作ればいいじゃん
でも、そうはいかないんです。
そもそも14分割系の目的は 移動中にクラブがガタガタ暴れないようにすること。
ゴルフ場までの移動中、パターも他と同じ狭い口に入れて安定させておき、ラウンド中はパター専用の大口を利用する、といった使い方です。
14本のクラブで一番使う頻度が多いのが、パターですし。
まあ、ゴルフ場のカートにはパター専用の口がありますから傘用として使ってもいいですね。
だいたい欧米のアマチュアゴルファーは カートを使わずにプレーする人がけっこういますので、パター専用大口のあるキャディバッグが求められる、といったところでしょうか。
4分割のキャディバッグ | 4-Way Top Cuff
私の愛用するPING キャディバッグは 4分割です。大雑把な性格なので、2~3本まとめて放り込めるのがいいです(笑)。3枚のフルセパレーター。
5分割のキャディバッグ | 5-Way Top Cuff
こちらは マスターバニー サークルロゴ キャディバッグの 5分割。3枚のフルセパレーター。
6分割のキャディバッグ | 6-Way Top Cuff
OGIO Convoy SE キャディバッグの 6分割。4枚のフルセパレーター。
ゴルフカートは 激しく揺れる
キャディバッグの役割として、単にクラブを仕分けるために表面の口枠だけが分割されていても不十分です。キャディバッグの使命はゴルフクラブを大切に持ち運び、必要なクラブの出し入れがし易い構造と機能を持ち合わせていなければならないもの。
ゴルフコースにおけるホール・バイ・ホールの移動に欠かせないゴルフカート。起伏やカーブの多いカート道の走行中ってけっこう振動が激しく、後ろに積んだキャディバッグの中では クラブ同士がガチャガチャとぶつかり続けてます。
そうなるとクラブヘッドも傷つきやすくなるため、14分割を好むゴルファーがいらっしゃるんですね。
さらに、セパレーターが無いキャディバッグだと、底の方でクラブ同士が暴れて絡んでしまいクラブが引っかかって取り出しずらくなります。
セパレーターとは | クラブが暴れないように仕切る板
キャディバッグの口枠から底までをセパレーターで仕切ることによってクラブ同士の絡まりを抑え、クラブの出し入れを容易にさせるのです。スペックにセパレーター内臓やセパレーター付き、またはフルセパレーターと書かれてます。
↓ セパレーターのイメージ図
14分割のキャディバッグ | 14-Way Top Cuff
すべてのキャディバッグが「口枠数=セパレーター数」というわけではありません。
例えば、Titleist TB7SX14(14分割)のキャディバッグを見てみましょう。
Titleist TB7SX14 の場合、口枠が14分割でも、底まで仕切ってるセパレーターの枚数は上図の赤い線の部分 4枚だけです(スペックにセパレーター4分割と表記されてます)。もし、黒い線の部分もセパレーターで仕切るとなれば、必要なセパレーターの枚数は合計7枚になります。
じゃあなんで、7枚のセパレーターにしないの?
なぜなら、キャディバッグの重量を抑えるためだからです。
もしセパレーターを7枚にした場合は3枚分(おそらく1kg強)はキャディバッグが重くなってしまいます。そのため、多くのキャディバッグは重量を抑えるために必要最小限のセパレーター数で仕切っています。
例えば、3kgのキャディバッグと4kgのキャディバッグの重量差 1kgって、クラブにすれば2本半の重さ。この差はけっこう大きいです。
分割する口枠数が多ければよいのか?
14分割 最大のメリットはクラブ14本をすべて1本づつ単独で入れられるので、ホール・バイ・ホールの移動中にクラブ同士ぶつかることがなく、クラブが傷つきにくいこと。
反面、ラウンド中に2~3本まとめて抜き差しすることができない(近い番手のPW、AW、SWなど、まとめて3本とか)。
いちいち1本づつ抜き差ししなければならないのって、意外と面倒と感じる方もいらっしゃいます。
2~3本のクラブを「えいやっ!」とまとめて戻しちゃう人には、4~5分割のキャディバッグが向いてます。
46インチ、47インチ対応とは
もひとつ46インチ対応とは、「46インチ(117センチ)のドライバーが入ります」ということ。キャディバッグ タテの長さですね。
下写真のキャディバッグはカステルバジャック cbc116 ※販売終了。
2.3kg | 8.5型 | 5分割 |
46インチ対応 | PU合成皮革 |
8.5型 おすすめの軽量キャディバッグ | 2020年モデル
8.5型のキャディバッグは おおむね3kg以下の軽量タイプが主流。なかには2kg台の超軽量タイプもあり、男女問わず軽量化したい方におすすめです。
ONOFF OB3520 | 軽量カートバッグ
オノフのユニセックス キャディバッグ OB3520。カートバッグで2.3kgという軽量を実現。強靭なコーデュラナイロン素材で軽量かつ耐久性に優れたキャディバッグです。カラーバリエーションは全5色(レッド、オレンジ、ブルー、グレー、ブラック)。
2.3kg | 8.5型 | 5分割 |
47インチ対応 | コーデュラナイロン | フルセパレーター×3 |
最安値目安:25,800円(税送料込)
le coq QQCQJJ00 | 軽量カートバッグ
水玉デザインのルコック 軽量キャディバッグ QQCQJJ00、カラーバリエーションは全3色(レッド、ホワイト、ネイビー)。
3kg | 8.5型 | 6分割 |
46インチ対応 | ポリエステル | フルセパレーター×3 |
最安値目安:31,900円(税送料込)
LOUDMOUTh LM-CB0010 | 軽量スタンドバッグ
ラウドマウス LM-CB0010 軽量スタンドキャディバッグ。ラウドマウスのコンセプト通り、めちゃめちゃ元気なデザインバリエーションが20種類以上揃ってます。
2.4kg | 8.5型 | 4分割 |
47インチ対応 | ポリエステル | フルセパレーター×3 |
価格目安:18,500円~
ツアーモデル(上級者向け)なら9.5型、10型、10.5型
上級者・中級者のアマチュアゴルファーの間でも人気のツアーモデル。ツアープロが使っている9.5型以上の大口径キャディバッグはクラブの出し入れもしやすく、これ以上ないほどの収納力をもっています。何よりもかなり頑丈なので長く愛用できます。
タイトリスト キャディバッグ CB842 | カートバッグ
Titleist パフォーマンス スポーツ キャディバッグ CB842 ※販売終了。
4.6kg | 9.5型 | 7分割 |
47インチ対応 | PU合成皮革 | フルセパレーター×3 |
価格帯:26,000円~33,000円
おすすめの 10型 キャディバッグ(カートタイプ) 記事はこちら 》