ツアープロが優勝した時には必ずそのクラブセッティングがメディアで報道されます。
腕前はツアープロに到底及ばないもののツアープロが優勝したクラブセッティングが気になります。
アマチュアゴルファーが参考にするツアープロのクラブセッティング
例えば2016年、渡米3年目にしてウエストマネジメントフェニックス・オープンで2勝目を挙げた松山英樹のクラブセッティングが話題になりました。
松山英樹が契約しているゴルフクラブメーカーはSRIXON(スリクソン)ですが 2015年秋頃から数年間、ドライバーだけは「Callaway Great BigBartha 2015」に替えてたんですね。
(キャロウェイ グレートビッグバーサ 2015年秋モデル ※1年で生産終了。現在は松山英樹の活躍の影響を受けて中古市場でも希少価値が上がっている)
2017年2月、ウェストマネジメント フェニックスオープンでは Callaway GREAT BIG BERTHAで日本人初の連覇を果たした松山英樹。
契約上、本来なら「スリクソン ZR30」を使用しなければいけないはず。
ところが2016年2月のPGA2勝目以降、松山選手がどんどん好成績を残してるものだからスリクソン側も無理強いできず… といったジレンマがあるようです。
とは言えスリクソンのドライバー開発チームにも意地がありますから松山選手の注文レベルを超えるべく、現在も新型ドライバーを鋭意開発中。
2016年4月、マスターズ出場時のドライバーは、SRIXON ZR-30だった。
ちなみに優勝の度に松山選手に記者たちが『ドライバーを(キャロウェイに)替えてから飛距離も方向性も向上してるようですが?』と質問されても、必ず『たまたまですよ』と、アマチュア時代から使い続けているスリクソンに配慮してそっけなく答えてる松山英樹の姿に男気を感じます。
2019年の松山英樹 クラブ セッティング
ウッド系のクラブをけっこう頻繁に変えたりする松山選手ですが、アイアンセットについては学生当時からダンロップ一筋。
松山選手 2019年のクラブセッティングを見てみましょう。
クラブ(番手) | ロフト角 | ゴルフメーカー | シリーズ名 |
1W | 9度 | テーラーメイド | M5(460) |
3W | 15度 | テーラーメイド | M4 |
ユーティリティ | 19度 | PING | G410 |
ユーティリティ | 21度 | キャロウェイ | エピックフラッシュ |
UDIアイアン 2番 | 17度 | テーラーメイド | P790 UDI |
4番アイアン | 23度 | ダンロップ | Z965 |
5番アイアン | 26度 | ダンロップ | Z965 |
6番アイアン | 29度 | ダンロップ | Z965 |
7番アイアン | 33度 | ダンロップ | Z965 |
8番アイアン | 37度 | ダンロップ | Z965 |
9番アイアン | 41度 | ダンロップ | Z965 |
PW | 46度 | ダンロップ | Z965 |
ウェッジ | 52度 | クリーブランド | RTX4 |
ウェッジ | 56度 | クリーブランド | RTX4 |
ウェッジ | 60度 | クリーブランド | RTX4 |
パター | スコッティキャメロン | GSS |
合計16本ありますが、松山選手が出場する大会のコースに合わせてこのなかから14本チョイスして使ってるようです。(プロゴルファーはひんぱんにクラブを変えたりします | 2020年1月8日現在)
当然このクラブ セッティングは米国、PGA仕様ということですね。