アベレージゴルファー が本気でパーを狙うならなんてったって飛ぶ ゴルフボールが絶対条件。1ラウンドで10回あるミドルホール(パー4)の平均ヤーテージは350~360ヤード。
アベレージゴルファーは 止めるより、飛ばすが優先。
パーオンするためにはドライバーで200~210ヤード飛ばし、セカンド(ユーテリティ or 6番アイアン)で150~160ヤード飛ばしてパーオン。
スコア100ちょっとのアベレージゴルファーにおすすめは、ピタッと止まるスピン系ボールより 飛ぶディスタンス系ボールのほうがパーオン率は高まります。
2打目でボールがピタッと止まってもグリーンに届かなければパーオンできません。
飛距離が出る理想的なスピン量は?
ゴルフボールを打ったときにかかるスピンの方向は逆回転でホップしていこうとします。野球のピッチングでいう4シームのストレートボール。
スピン量(ボールの回転数) が多すぎると吹き上がりが強くなり、少なすぎると揚力が得られずに失速し、いずれも飛距離が出ません。
最もスピン量を意識すべきクラブはドライバーで、飛距離が出る理想的なスピン量(ボールの回転数)は約 2,500回転/分以内と言われてます。
ちなみにアイアンは飛距離よりコントロール重視ですが、スピン量の目安となるのは「番手の数字×1,000回転/分」。
7番アイアンなら 7,000回転/分、PWなら10,000回転/分といったところ。アイアンに刻まれた溝がボールのディンプルにぶつかり最大の摩擦係数を叩き出す。だから52度や60度だと思いっきりバックスピンがかかるわけです。
飛ぶ ゴルフボール(ディスタンス系ボール)で、4~8ヤード飛距離UP
ゴルフボールには飛ばすディスタンス系と止めるスピン系と大きく2種類に分けられ、ここでは2ピースボールで解説していきます。
ディスタンス系の特徴はコアが柔かいボールは潰れやすく、表面の硬いカバーがスピン量を抑えるため飛距離が出ます。
スピン量を抑えるぶん 4~8ヤードほど飛距離が伸びます。
ただしヘッドスピードが 45m/s以上の速い方は逆に飛距離が落ちることもあるのでスピン系をおすすめします。
止まる ゴルフボール(スピン系ボール)で、着弾後にキュキュッと止める。
スピン系ボールの特徴は コアが硬く表面のカバーが柔らかいのでアイアンの溝との摩擦係数が増し、スピンが掛かりやすくボールが着弾後にピタッと止まるところ。
ボールがキュキュッと止まった後、バックスピンでボールがグーンと戻ってくるツアープロの技を思い起こしてもらうとイメージしやすいです。
多くのツアープロは飛距離も出しスピンも効く3ピース以上のボールを使用していますが、どちらかと言うとスピン系ボール。PGAツアープロ達は、めちゃめちゃ速いヘッドスピード(50m/s以上)で硬いコアをバチンッと潰してボールをギューンと遠くまで飛ばすんです。
なのでヘッドスピードの速い(45m/s以上)ゴルファーはスピン系ボールが向いてます。
まずは 試打ができるゴルフショップで自分のヘッドスピードを測ってみて、ボール選びをしましょう。
ボールの球筋(フック系、スライス系)によって違う場合もある
基本的なボール選びはヘッドスピードを目安にすればだいたいOKですが、フック系・スライス系といった球筋によって選んだほうがいい場合もあります。
フッカーのボールはスピン量が少ない
おおむねフッカー(フック系の人)はスピン量が少なめと言われてます。
そのためフッカーがディスタンス系ボールを打つとさらにスピン量が減るため揚力が足りず飛距離が落ちる場合があります。
ラウンド時にスピン系ボールを打ってみて曲がり具合や飛距離を計りましょう。
スライサーのボールはスピン量が多い
逆にスライサー(スライス系の人)はスピン量が多いため、スピン系ボールではさらにスピン量が増えもっとひどいドスライスなります。
というわけで、フッカーにはスピン系、スライサーにはディスタンス系となります。
いずれにしても次ラウンドするときに両方のボールを持っていって実際に打ってみましょう。自分に合うボールが見つかるはずです。
三拍子揃ったボール | 中級者・上級者 向け(3ピース以上)
ヘッドスピード 45m/s以上の人や中級者以上の人におすすめな ちょっと値段が高めのゴルフボールになりますが「飛ぶ・止まる・柔らかい打感」の三拍子揃ったものがあります。
中級者以上のゴルファーには三拍子揃ったツアープロが使用しているボールがおすすめです。関連記事はこちら 》 ツアープロが使用しているボール