巷でゴルフのスイング理論において「コンバインドプレーン」というのがありますが、これがいわゆる「縦振りのスイング」のことです。
コンバインドプレーンでは「腕の縦の動き」と「体の横回転」のふたつと言ってますが実際、松山英樹はこの縦振りのスイングをしています。
松山英樹のアイアンショット。
青い線と青い円でマークしたグリップの位置を左右で見比べてみてください。
赤い線のクラブシャフトの斜めプレーンに比べ、グリップの位置はかなり縦振りになってることが見て取れます。
ゴルフ スイング 縦振りとはコンバインドプレーン理論でうまく説明されているということです。
ゴルフのスイングを理論的に体系化した人はあの有名なベン・ホーガンが最初です。ホーガンが著した”Five Lessons, Modern Fundamentals of Golf”(日本語訳版『モダン・ゴルフ』)は世界で最も多くのプロゴルファーとアマチュアゴルファーに読まれたゴルフの手引書で「スイング理論の教祖」とも呼ばれています。
ベン・ホーガンのスイングプレーン理論
ベン・ホーガンのスイングプレーン理論で有名な「ガラス板」のイメージがこれです。
1950年代に発表されたベン・ホーガンのスイング理論からゴルフボールはもとより、クラブやシャフトは飛躍的に進化しました。
ゴルフギアは順調に進化を続けてきましたが、肝心のスイングはホーガンの理論を進化させる者がなかなか現れなかったのも事実です。
コンバインドプレーン理論
コンバインドプレーンで説明されている縦振り スイングのイメージ
今まで実に多くのスイング理論が世に出回ってきましたが、科学的・物理的・力学的な理論によって、スイングを分析解明できたものは、ほとんどなかったといっても過言ではないと思います。
今まで様々なゴルフ理論に振り回されてきたゴルファーはコンバインドプレーン理論の「縦振りスイング」を一度試しにやってみると、その斬新さな感覚に目からうろこが落ちるかも知れません。
松山英樹プロのスイング分析解説動画(アイアン編)