2019年4月、オーガスタナショナルCGで行われたマスターズでついにタイガー・ウッズが復活優勝と遂げた。実に11年ぶりのメジャー優勝、15勝目。
このニュースに、世界中が感動をもらい泣いた。実は私も深夜、テレビの生中継を固唾を呑んで見ていた一人。時代の生き証人の一人になれたことに感謝だ。
予兆は2018年のPGA最終戦での優勝
「ツアー選手権」でタイガー・ウッズが5年ぶりの優勝で、通算80勝目を飾ったときに、世界中の誰しもが感じていたに違いない。
優勝を目前にした最終ホールの花道を「タイガー!タイガー!」と興奮する黒山の人だかりを引き連れて闊歩するタイガーの勇姿が今も目に焼き付いている異様な光景だった。
このマスターズ優勝で、PGAツアー最多優勝記録を持つサム・スニードの82勝に並ぶまであと1勝と迫った。
大統領自由勲章を受賞
先日5月6日、日本が令和の時代を迎え祝賀ムードに浸るなか、アメリカではタイガー・ウッズが大統領自由勲章(Presidential Medal of Freedom)を授かった。
ゴルファーとしては4人目という米国最高の勲章だ。ウッズがおじいちゃんと慕たっていたPGAツアーはじめての黒人選手チャーリー・シフォード(2015年没/92歳)が2014年に同勲章を受賞したあとを継ぐ形となったのは、因縁を感じる。
5月16日(現地時間)からは、いよいよメジャー2戦目となる「全米プロゴルフ選手権(PGA選手権)」101回目大会がニューヨーク州ファーミングデール、ベスページ・ステートパーク・ブラックコースで開催される。
今年からPGA選手権の日程が5月となり(今までは8月)、4月はマスターズ、5月はPGA選手権、6月は全米オープン、7月は全英オープンとなり、月イチでメジャー大会が見れるようになった。