よく入るパターの紹介です。
パターの握り方記事はこちら↓
最も重要なクラブこそ、パターである
パターは他のクラブと違い、一番使用するクラブでありクラブセッティングの中で最も重要なクラブだ、ということを再認識しましょう。
1ラウンド18ホールで各クラブの使う頻度をちょっと考えてみると、ドライバーは最大でも14回。
例えば同じパー4でも各ホールヤーテージが違うのでセカンドショットで5Wやユーティリティを最大使っても10~12回程度。6番や7番のミドルアイアンも同様です。
グリーン周りではアプローチウェッジを使う機会は多いですが、それでもSWやPW、52~58度など各クラブそれぞれ最大でも10~12回程度。
ではパターはというと、18ホールをオール2パットで回った場合で36回使うことになります。
ところがアマチュアゴルファーによく見られる練習量の傾向としてパッティングに比べ数倍、数十倍をドライバーやアイアンショットに費やしています。
これこそ本末転倒なことで、一番使用するパットの練習にもっと時間をかけなければスコアを縮めるのは難しいでしょう。アマチュアが目指すパッティングアベレージは36です(オール2パット)。
ちなみに2021年シーズンPGAツアープロのパッティングアベレージTOP3はウェブ・シンプソン(30.4パット)、パトリック・リード(30.6)、ティレル・ハットンとダスティン・ジョンソン(30.7)。JGTOでは大岩龍一(30.9)、清水大成(31.0)、時松隆光(31.1)となっています。
パッティングがゴルフを制する
「パッティングこそがツアー優勝を左右する」ということをツアープロ選手たちの間では当たり前と考えられています。パットイズマネ ー》という言葉もあるように。
だからこそ、クラブ選びの中でパターは最も慎重かつしっかりと選ばなくてはいけません。
ドライバーからアイアンまでのクラブと違ってプロはもちろんのことアマチュアゴルファーでも、パッティングに関してはほんの微細なミスも許されません。
言うまでもなくパットは長い番手のクラブのようにターゲット地点直径10~30ヤード前後のアバウトさで打つ「だいたいあの辺に打てばいい」といった具合でパッティングするわけにはいかないからです。
カップに入れるためのパッティングはミリ単位で打たなければならないのです。
よく入るパターはどんなパター | 打感は柔らかいほうがいい
よく飛ぶドライバーやアイアンはよく売ってますがよく入るパターってあまり耳にしたことはないと思います。それほど大手メーカーをはじめ、各メーカーは他のクラブほどパターやパッティング理論をきちんと追求して来たとは言いがたい状況で今に至ってます。
タッチの柔らかさは軟鉄一体削り出しが一番
まずよく入るパターの材質は軟鉄削り出しがお勧めです。ステンレス製のパターではどうしてもタッチが固いので、手に微妙な打感が伝わりません。
その点、軟鉄削り出しパターは打ったことのある人ならわかりますがとても柔らかい打感です(ただし、硬いタッチを好きな方には向いていません。当然ですが…)。
私がおすすめするのが山田パター。
独自のパター理論をもつ山田さんが作る世界のツアープロも使用する山田パターです。
山田パター理論についてはこちら 》 山田透のストローク理論
山形県が生んだ世界の山田パター
山形県にある工房で作られる山田パターはすべて軟鉄削り出しのパターです。
とても手間隙のかかる製造工程を経て作られた軟鉄削り出しパターは一度使うと他のパターが使えないほど、その柔らかい打感に感動すら覚えるでしょう。
工房で黙々と山田透さんがたった一人で製造するため山田パターは大量生産ができません。
オーダーメイドの再受注のめどは立っていませんがハンドメード、マシンミルドのパターなら在庫があれば3日程度で発送してくれます。
山田パターのオフィシャルサプライヤーは第一ゴルフとJapan Net Golfの2社のみです(いずれも楽天市場)。
ラインナップは第一ゴルフのほうが揃ってますが、在庫切れのものもあるのでJapan Net Golfも合わせてご覧ください。
世界最小スコア”55″を出したライン・ギブソン選手も使っている山田パターの練習機「ドリーム54」