松山英樹に国民栄誉賞を授与するという報道がなかなか出てこない。
マスターズに優勝するという快挙を成し遂げた松山英樹選手。2021年4月12日の月曜日の朝、日本中が歓喜と感動に包まれた瞬間でした。
その日から2週間が経った今になっても松山選手に国民栄誉賞を与えようというニュースがちっともどのメディアにも出てこないのがもどかしく思い、この記事を書いてます。
歴代の国民栄誉賞 | スポーツ選手
国民栄誉賞が始まったのは1977年の王貞治さんから。当時、内閣総理大臣顕彰はあったもののスポーツ選手は対象外だったため、世界記録を抜く756本塁打をなんとしても国レベルで表彰したいということで創設されたのが国民栄誉賞。
その後、1984年に山下泰裕さん(柔道)、1987年に衣笠祥雄さん(野球)、1989年に千代の富士=秋元貢さん(相撲)、2000年に高橋尚子さん(マラソン)、2011年に女子ワールドカップ日本女子代表選手(サッカー)、2012年に吉田沙保里さん(レスリング)、2013年に大鵬=納谷幸喜さん(相撲※没後受賞)、長嶋茂雄さん(野球)、松井秀喜さん(野球)、2016年に伊調馨さん(レスリング)、2018年に羽生結弦さん(フィギュアスケート)と、合計11名と1団体に授与されています。
ただし、1983年の福本豊さん(野球)、2001年のイチローさん(MLB)の2名は受賞を辞退しています。とくにイチローさんは2004年、2019年3月および11月と4度に渡る授与の打診をすべて断っています。
#松山英樹選手に国民栄誉賞を | みんなで選びたい
国民栄誉賞を授与するに当たり、総理大臣が決定権を持っていますが総理の個人的主観や政権の潮目で決められる傾向にあるようです。どの総理が何人の受賞者を選んだのか?ちょっと見てみましょう。※人数はスポーツ選手に限らず。
安倍晋三 | 7名 |
中曽根康弘 | 4名 |
宮沢喜一 | 3名 |
福田赳夫 | 2名 |
麻生太郎 | 2名 |
菅直人 | 1団体 |
羽生結弦さん以来、国民栄誉賞が出ていませんが今回の松山選手マスターズ制覇はまさしく国民栄誉賞に十分匹敵すると思うんです。SNSの時代ですし「#松山選手に国民栄誉賞を」みたいな感じで、政府主導ではなく国民から盛り上がるといいなと勝手に思っています。
最後に。マスターズを記念したスリクソン Z-STAR XV ボールが販売されているのでご紹介して終わります。